令和7年8月11日に発生した大雨により、甲佐町上早川地区5区では甚大な被害が発生し、道路の損壊により地域が一時孤立する事態となりました。JAかみましきでは、同地区の10世帯14名の皆様に対し、支援物資の供給を行いました。

現地では、車両の通行が困難な状況の中、職員が安全を確保しながら、人の手による“リレー方式”で物資を丁寧にお届けしました。上早川5区の溜渕光男区長からは、「熊本地震の年にも水害がありましたが、今回はそれ以上に道路の状況が厳しく、地域が孤立しかけていました。こうして直接支援を届けていただけることは、住民にとって大きな励みになります」と、感謝の言葉を頂戴しました。

また、熊本果実連よりスポーツウォーター、お茶、水などの支援物資をご提供いただきました。これらは、災害調査や物資運搬などに従事する職員の水分補給用として活用させていただいております。現場対応にあたる職員への温かいご配慮に、心より御礼申し上げます。

農業被災地への視察と支援の動き
令和7年8月16日(土)、坂本哲志衆議院議員および藤木しんや参議院議員が、御船町・甲佐町・嘉島町の水田被災地を視察されました。出穂期を迎えた水田では、土砂による水路の埋没、取水口・頭首工の全壊、大豆の全滅など、深刻な被害が確認されました。

農家の皆様からは「これまでに経験がない」との声が寄せられ、被害の甚大さが改めて浮き彫りとなりました。坂本議員は「来週、現場の状況を霞が関に訴え、必要な支援を求めていく」と述べられ、国への働きかけを強調。藤木議員からは「現場で受け止めた声を真摯に受け止め、一日でも早い復旧・復興に向けて支援を全力で進めます」と力強い決意が示されました。

JAかみましきでは、農家の皆様が安心して営農を再開できるよう、関係機関と連携しながら復旧・復興に向けた支援を推進してまいります。
見舞金の贈呈と今後の支援
令和7年8月18日(月)、JA熊本中央会より宮本隆幸会長および山本浩二常務が来訪され、今回の水害に対する見舞金を贈呈いただきました。
宮本会長からは、「災害で被災された皆様には共済からしっかりと支払いをしていただき、農家・利用者の方々の再建が一日でも早く出来るよう、全力で支援していきます」との力強いお言葉を頂戴しました。
JAかみましきでは、今後も地域の皆様とともに歩みながら、復旧・復興に向けた取り組みを職員一丸となって進めてまいります。
